ネット上には出会い系サイトが色々とありますが、その中にはサクラが多く紛れ込んでいます。ほとんどがサクラであると言っても過言ではないほどです。サクラは、すぐに会いたいと言ってくることがありますし、自身のパートナーにバレたくないからこのサイトでしか連絡できないなどと言うのが常套句となっています。

もしもサクラ行為によりお金を騙し取られたとしたら詐欺罪となる可能性があります。しかし、例えサクラに引っかかってしまったとしても、詐欺罪を立証するのは簡単ではないため、お金が戻ってくるかはわからないのが実情です。

2012年には、国民生活センターに寄せられた出会い系サイトに関する相談は、21131件となっています。その中で利益誘引型のサイトでは5365件の相談が寄せられています。この数は国民生活センターへの相談のみの件数なので、他にも多くの被害者がいることが考えられます。

では、サクラの特徴とは一体どういったものなのでしょうか。通常なら、サクラは多くの場合でプログラムを使いメールの返信を行っています。よって、僅かにやり取りの会話が嚙み合わないこともあります。

そういったことから、メールの内容を見てサクラであるかどうかを見分けられるのです。また、出会い系サイトでは多くの場合で登録時にポイントをもらえます。その時に、相手がサクラであるかどうかを見極めるのも大事です。

よって、相手へのメールにはきちんと読まなければ返信できない様な内容を送るようにしましょう。例えば、『あなたは食べ物で何が好きですか?』など、聞いてみるのも一案です。そうした、こちらは聞いているにも関わらず、『早く会いたいです』などとちぐはぐな答えが返ってきたなら、サクラである可能性があります。

また、こちらのポイントが段々と減ってくる頃を見計らい、『会いたいからもっとメールしたい』ということや、『携帯電話の番号を教えたい』などと言い、もっとポイントを購入させようとするのは、サクラと考えて間違いないと思われます。

そして、会う約束をしたのにドタキャンをしてきたら、ほぼサクラでしょう。優しい方であれば、1度くらいは仕方ないかと思い許容してしまうかもしれません。しかし、せっかく会おうとして連絡をとっているのに、初めての機会をキャンセルするというのは、相手は真剣に考えられていないということになります。

出会い系サイトの自己防衛策としては、フリーアドレスなどといった捨てアドレスを使用するのも手段です。LINEのIDも気軽に教えるのは控えるのが得策です。サクラは、出会い系サイトに雇われ、仕事としてメールをしています。

プログラムを用いたサクラの他にも、雇われたサクラの数も多いです。もし被害に遭ってしまったなら、サイト名やサイトのURLアドレス、運営会社の情報(住所、電話番号、代表者名)、その他にも料金形態や利用規約、プライバシーポリシー、第二種電気通信事業番号の有無、インターネット異性紹介事業番号の有無、サイトのトップページのキャプチャ画像などの用意が必要になります。

被害に遭ったなら、退会せずに消費者生活センターに相談しましょう。