悪質なワンクリック詐欺の業者は、高額な契約をしたかと思わせるように、もしくは個人情報を抜いてしまったかのように、脅迫めいた連絡をしてくることがあります。ただ、契約や個人情報を抜いたという事実はなく、嘘なのです。

もし不当に請求をされたとしても、無視をすることが大事です。例えば、アプリをダウンロードして、起動させて登録したなら高額な請求をされたという例もあります。また、高額な請求をされたことで、慌ててしまい退会のボタンを押したところ、個人情報を収集したと言われてしまったというケースもあります。

こうした場合には、どれだけ相手に正当な請求だと言われたとしても、嘘ですので騙されてはいけないのです。これまではアダルトサイトや出会い系サイトが該当していましたが、この頃ではそれだけに留まりません。

芸能裏情報などを載せているサイトや、ゲームの攻略法が書かれているサイトなども注意が必要になってきています。それに、偽ブランド品を扱うようなサイトでもワンクリック詐欺を働いている可能性があります。

要するに、人が『知りたい』『欲しい』などと思うようなサイトで、ワンクリック詐欺が行われていることがあるのです。それに、上記のようなサイトでなくても違和感があったなら、会社概要や運営会社などのページを探してみることが大事です。

会社の概要などがきちんと書かれているのであれば、ワンクリック詐欺である可能性は低いのですが、情報が書かれていない場合や信頼性に欠けるものであれば、その際とは疑うべきサイトであると言えます。

GoogleMAPなどを使い、住所を入力して調べるというのも1つの手段です。表示された場所を怪しく感じられたなら、危険です。インターネットで何かの販売をする場合には、『特定商取引法』により、販売者の氏名や住所、電話番号などを表記しなければならない決まりになっています。

そういったこともあり、もしサイトに販売者のことがきちんと書かれていなければ、信用できるサイトだと言えないということです。最近では、ワンクリック詐欺の手法も色々とありますし、自身がいつ詐欺に遭ってしまうかわかりません。

例え、ワンクリック詐欺に遭い悪質な業者から幾度となくメールや電話を受けたとしても、焦ることなく落ち着くのが大事です。そして、先にも書いた通りに無視をし続けるようにしましょう。

一度であっても、業者に返信をすることや電話をかけてはいけません。そうすると、相手はより多くの欲求をしてくる可能性があります。ワンクリック詐欺の場合は、無視していると不当な要求は止むケースが多いです。

『ご入会ありがとうございました』などという画面が出るようになってしまったとしても、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)のホームページに消し方が掲載されているので、参考にすることが可能です。

もし、既に詐欺業者に連絡をしてしまっている場合や、ウイルスタイプのSNSが届いた場合には、国民生活センターに相談すると便利です。