ネット上には出会い系サイトも色々とありますが、犯罪の場ともなってしまうこともあることを、知っておく必要があります。有料のSNSや出会い系サイトは、多額のポイント加算といったものがトラブルの元となることが少なくありません。

ただ、それほど知られてはいなかったのですが、相手と会ってみたら性的暴力を受けてしまったということや、お金を騙し取られてしまったという事例、実は美人局だった…などということもあるのです。

メールのみでしかやり取りをしていなくて、本当はどういった人なのかを知らない人を、安易に信用することは危険だということです。怪しいと思った場合には、1人で行動をしないことがカギです。

出会い系サイトの中で送られている詐欺メールには、『お金をあげる』といったものや、芸能人やそのマネージャーから相談を持ち掛けられるメール、わいせつ画像をアップしたことで、削除に費用がかかるといったもの、命が長くないので話し相手になって欲しいなどといったものまであります。

こういったものは、良く考えてみれば不審なものなので、冷静に考えてサイトを利用することが大事ではないでしょうか。また、出会い系サイトは子供が犯罪に巻き込まれてしまう事例もあります。

平成13年より、出会い系サイトに関する警察の検挙数が増加しています。平成16年の上半期になると、『児童買春・児童ポルノ法違反』においての検挙数が特に増えているのです。児童買春・児童ポルノ法違反は、要するにお金が絡んでいる売春などのことを指すと言えます。

ちなみに、各自治体が定めている咽喉条例違反になると、お金が絡んでいないものを指します。警視庁では、ホームページ上で出会い系サイトに関する犯罪ケースが掲載されています。

例えば、ある48歳の男性が15歳の女子高生と出会い系サイトで知り合い、芸能関係者を装って「デビューさせてあげるから練習をしよう」と誘いわいせつ行為をしたというものがあります。

その他にも、女子高生側から5万円で買ってもらえないかとネット上に書き込んで、連絡をしてきた会社員の男性にお金を振り込ませてそのお金を騙し取ったという事例もあります。

女子高生側から犯罪に手を染めてしまうケースもあるということです。上記のお金を騙し取った例は、『出会い系サイト規制法』の1号目となっています。この事例に関しては、お金を騙し取ったことも問題ですが、そもそも出会い系サイトに書き込みをしたという点自体が問題となっています。

そして、近頃ではオンラインゲーム内で他のユーザーの持っているアイテムがほしいばかりに、相手のIDやパスワードを利用して不正アクセスした上に、アイテムを盗むといった事例もあります。

これは、『不正アクセス禁止法』に抵触することを覚えておきましょう。実は、出会い系サイトでの被害者の年齢は80%が18歳未満となっています。それも、大多数が女性なのだと言います。

メールだけだし危険性がないということや、暇つぶしになるといったことが、出会い系サイトを利用する動機となっていますが、それが理由ではまってしまう未成年の女性が多いということなのです