スキミングは、一体いつされてしまうのかが予測できない点が怖いところです。お店で買い物をしたときや銀行等でATMを利用したときなど、クレジットカードを利用する場面では、スキミングをされる危険性はどこにあるかわからないのです。

針が通るくらいの穴があれば、隠しカメラを用いて暗証番号を盗撮をすることもできますし、先端技術を使っているので、素人では見抜くのが容易ではありません。では、スキミングはどの様に対策すれば良いのでしょうか。

その1つでは、ICカードタイプに変更するという手段があります。ICカードタイプは、暗証番号がセットになっていないと決済をすることができないシステムになっているため、これまでのカードに比べて決済時が高いセキュリティとなります。

クレジットカード会社において、ICカードタイプへの切り替えが行われています。よって、もうICカードタイプへの切り替えが済んでいるという方もいるかもしれません。この取り組みは、政府が推進している施策でもあり、全てのクレジットカードを2020年までにICカードタイプに変更を終えることとなっています。

ICカードタイプでは、磁気ストライプに情報を保存せずに、カードに埋め込まれたICチップに情報を詰め込むために、スキミングをしようとしても容易ではなくなり、短時間でのスキミングができなくなるという利点があります。

ICチップが搭載されているカードとしては、エポスカードがあり、セキュリティに優れています。ICチップが搭載されている他にも、不正使用探知システムにおいて管理をすることも可能です。

カードを利用すると、そのたびに利用した額や日についてメールで通知してくれるので、不正利用にも気づきやすいです。また、スキミング防止であれば『スキムブラックカード(SkimBlack)』というカードもあるのをご存知でしょうか。

スキムブラックカードを非接触ICカードと重ねると、スキマーで不正に読み取られる心配がなくなります。高周波漏洩防止技術や磁気防止カード、スキムブラック技術を用いて、マイクロ波やX線、電波などを自由に遮断、そして通過できるようにしたカードです。

1000円弱と言う値段から1300円以下ほどで購入することができます。さらに、三井住友カードではワンタイムパスワードが用いられています。このワンタイムパスワードは、60秒毎にパスワードが切り替わるという、セキュリティ対策のサービスです。

一旦利用したパスワードは無効となるので、ネットショッピングの際にも安心です。三井住友カードのアプリである『One Time Pass』は、無料で利用ができる点も便利です。その他にも、クレジットカードには盗難保険が付いています。

この保険では、スキミングにより奪われてしまったお金を補償してもらうことができます。ただ、暗証番号が推測しやすいものだったという場合や、暗証番号をクレジットカードに書き込んでいた場合、カードの裏に署名をしていない場合、家族や知人による不正利用だった場合などでは補償の対象となりません。

なので、こうしたことのないように、チェックするようにしましょう。