オンラインショッピングをされる方も多いかと思います。しかし、偽サイトにおいてフィッシング詐欺でカード情報を盗まれてしまう犯罪も起きています。ネット上で個人情報を取り扱うサイトでは、URLが『https:』というよりセキュリティ性の高いアドレスとなっています。

ブラウザのアドレスバーに鍵マークがついていて緑色になっている場合や、URLが『https:』から始まっている場合は信用できるでしょう。しかし、もし万が一カード情報を盗まれて不正利用されてしまったなら、オンライン不正利用保険を利用する手段があります。

オンライン不正利用保険は、ネット上でカード決済をしたときに不正利用をされた場合に、その被害を補償してくれる保険です。クレジットカードに付帯されている『紛失・盗難保険』の種類ではあるのですが、詐欺被害のケースでは自己責任とされることがあり、『紛失・盗難保険』で補償をしてもらえないケースもあります。

それでも、オンライン不正利用保険だとネット上で決済したときに不正利用をされた場合に、全てを補償してもらうことが可能なのです。紛失・盗難保険なら、本人に重大な過失がある場合や、カードを他の人に貸していた場合、カードの裏に署名をしていなかった場合などに保険適用となりません。

ネット上での決済では、暗証番号を使った決済であることや、ほぼ詐欺被害であること、カード番号や暗証番号を他人に教えてしまったという条件が成り立ってしまいます。こうした条件は、本人に重大な過失があると見なされ、紛失・盗難保険が適用されないのです。

紛失・盗難保険の適用とならない条件は、ネット上のカードに関する被害でネックとなっていました。しかし、そうしたネックの部分を補うために、『オンライン不正利用保険』が生まれました。

フィッシング詐欺に遭ってしまうと、相手に暗証番号を教えてしまうこととなります。結果として騙されたわけなのですが、自身で教えてしまったのなら、本人に重大な過失があると見なされる場合もあるのです。

それでも、被害に遭った側にしてみれば何故被害に遭ったのに補償してくれないのかと思うのではないでしょうか。その様な、被害者の疑問を解消するためにも、オンライン不正利用保険ができたのです。

カード会社において、紛失・盗難保険の適用について内容を変えるには大きなお金が必要となります。昨今ではオンラインショッピングを利用する方も多くなっていますし、ネックの部分を補わなければ競争に勝っていくことができません。

よって、多くのクレジットカード会社でオンライン不正利用保険を付帯させるようになってきています。カード会社により、オンライン不正利用保険の名称が異なる面や、全てのカードに付帯されているわけではない面は知っておく必要があります。

例えば、三菱UFJニコス発行のVIASOカードは年会費が永年無料となっていますし、オンラインショッピングにも強いでしょう。オンライン不正利用保険も付帯されていますので、良くオンラインショッピングを利用される方にも適しています。